藤田智 直伝! プランター菜園 基本のキホン!その5 エダマメ 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)
●早生(わせ)品種
生育日数が短く、作りやすいので初心者にはおすすめです。大粒な莢で人気の‘奥原早生’は、極早生でタネまきから70日程度で収穫できます。また、収量が多く食味のよい‘ビアフレンド’(76日)、莢つきのよい‘白獅子’(77日)などもあります。
●中早生品種
生育日数が80日程度で、収穫可能な品種です。3粒入りの大莢が多くつく‘富貴’、作りやすく多収の‘涼翠’がおすすめです。
●中生品種
鮮緑色の大莢がたくさんつく‘福獅子’が、高温期でも安定しているのでおすすめです。
●茶マメ品種
風味豊かな‘福成’は80日程度で収穫できるので、家庭菜園では作りやすいおすすめ品種です。
●黒マメ品種
播種後78日で収穫可能な‘早生黒頭巾(わせくろずきん)’は甘さ抜群です。また、中早生種の‘快豆黒頭巾(かいとうくろずきん)’(80日)、‘濃姫’(82日)も味がよく、家庭菜園向きです。
早生品種‘奥原早生’
大粒大莢で最も作りやすい早生品種。
‘ビアフレンド’
食味は極上でビールにぴったり。収量抜群の早生種。
中早生品種‘涼翠’
着莢性に優れ、2〜3粒莢率も高い、中早生の多収種。
‘富貴’
3粒入りで大莢が多数つく、白毛の中早生・豊産種。
中生品種‘福獅子’
白花、白毛の中生種。高温期にも着莢(ちゃっきょう)が安定している。
茶マメ品種‘福成’
風味豊かで食味が極めてよく、家庭菜園におすすめ。
黒マメ品種‘濃姫’
香り高く甘みに富む。子実は若いうちは緑だが、熟すと黒くなる。
‘早生黒頭巾’
コクのある甘みと黒マメ特有の風味が味わえる、早生黒エダマメ。