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藤田智 直伝! プランター菜園 基本のキホン!その2 ナス 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)

栽培方法

【1.コンテナなどの準備】

ナスは株の高さが1mほどになり、また5〜10月ごろまで長期間にわたって栽培する品目なので、コンテナは25L以上の大型のものを使用します。ほかに、コンテナの底に敷く軽石、市販の培養土、長さ70cm程度の仮支柱1本、長さ1m程度の支柱竹1本、誘引用のひも、鉢底ネット、移植ゴテ、ハサミなどを準備します。

【2.苗の植え付け】

植え付けは、5月上中旬に行います。ナスの植え付け適期苗は、1番花が開花するくらいの大きさです。ただし、市販苗は一般に小さめの7.5〜9cmポットが使われているので、購入してから12cmポットに移し、1番花が咲くまで育苗するようおすすめします(第1図・第2図)。

第1図よい苗の選び方 第2図植え付け

コラム タネから育てる場合

タネまきは、植え付け時期の2カ月ほど前を目標に行います。5月植え付けでは、2月下旬の寒冷期にタネまきすることになりますので、保温が大変です。家庭菜園では、4月にまいて6月に植え付けるのが無難です。

12cmポリポットに4〜5粒タネまきし、発芽したら3本に、本葉2〜3枚で2本に、本葉4〜5枚で1本に間引いて育てます。ポットで2カ月間育苗するので、週に1回500倍の液肥を水やり代わりに施し、肥切れに注意します。1番花が開花するころに植え付けます。

【3.整枝(仕立て方)・誘引】

植え付け後、ナスの生長とともに枝が込んできますので、わき芽を摘んで整枝します。時期は、1番果の肥大し始めのころが目安です(第3図・第4図)。

第3図仕立て方(3本仕立て) 第4図本支柱立て

【4.ホルモン処理】

低温条件だと1番果の受精が不完全となり、石ナスになることがあります。着果を促すため、ホルモン処理を行うとよいでしょう。

【5.追肥】

畑での栽培と異なり、コンテナ栽培では水やりと同時に、土の肥料分が外へ流れ出てしまいます。したがって、定期的な追肥が栽培成功のポイントとなります(第5図)。

第5図追肥

【6.病害虫の防除】

アブラムシにはオレート液剤、ハモグリバエにはアファーム乳剤、ハダニには粘着くん液剤を散布し、防除します。テントウムシダマシは見つけたら捕殺します。また、うどんこ病にはカリグリーンを散布します。

コラム 一富士、二鷹、三ナスビ

これは、江戸時代ごろから東海地方でいわれていたことわざです。駿河の国、今の静岡県で高いものを順番に並べてあり、富士が富士山(日本一)、鷹が愛鷹山、ナスビが初物のナスの値段だということです(諸説あります)。
すなわち、当時すでに、静岡の温暖な気候をうまく利用して、「ナスの促成栽培」が行われていたことを示すといっても過言ではないでしょう。今から300〜400年ほど前には、初物ナスをお殿様に献上していたようで、いつの時代も旬を無視して食べたいお方はいらしたのです。
どうやらこれが、現在の周年栽培の起こりのようです。もちろん、当時はまさに「執念栽培」であったことが思いやられます。

一富士、二鷹、三ナスビ

【7.収穫】

開花後20〜25日の未熟果を収穫します。熟すとタネがかたくなり、肉質も低下してボケナスとなるため、中長品種で10cmくらいから収穫してかまいません。収穫後は果実の蒸散による萎(しお)れが早いので、新鮮なうちに食べてしまいましょう(第6図)。

第6図収穫