タキイネット通販

5,000円以上お買い上げのお客様 送料無料!

詳細検索

あなたにおすすめの商品

カテゴリから探す

野菜タネ
花タネ
球根
草花の苗
花木の苗
果樹の苗
野菜・イモの苗
緑肥・景観用・芝草のタネ
ガーデニンググッズ

タキイガーデンスタイル

学校:家庭菜園アドバイス

藤田智 直伝! 家庭菜園 基本のキホン!その18 キャベツ 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)

栽培方法

【1.タネまき】

夏まき栽培の場合は7月中旬〜8月上旬にタネをまき、8月中旬〜9月上旬に植え付け、10月下旬から収穫を開始します。秋まき栽培では10月にタネをまき、11月に植え付け、翌年4〜5月の収穫です。

育苗には、シードパンにタネをまき、発芽した苗をポットに移植する方法と、ポットにタネまきし、間引いて1本にする方法がありますが、苗の本数が少ない場合はポットまきが効率的です。9cmポットに培養土を入れ、タネを5〜6粒まきます。発芽したら3本に間引き、本葉2枚で2本に、本葉3〜4枚で1本にし、本葉5〜6枚で植え付けます(第1図)。

第1図苗作り

コラム 緑植物春化型の植物

花芽の形成には、温度や日長などの環境条件が関係していることは当然ですが、植物の種類によって、その反応ステージが異なっています。

例えば、ハクサイやダイコンなどは種子春化型といって、発芽した段階の小さな時から低温に反応し、花芽ができるグループに分類されています。したがって、タネまき時期が遅れると、十分な結球や根の肥大が起こらなくなります。

それに対し、キャベツ、タマネギなどは緑植物春化型といい、植物体がある程度の大きさになったら低温に反応して花芽ができるグループです。これらは冬越しの際、苗の大きさが一定以下だと花芽分化しないので、初夏に結球し、栽培が成功するのです。したがって、苗の早植えや、大苗の植え付けはしないよう気をつけます。

【2.土づくり】

アブラナ科の代表的な連作障害である「根こぶ病」にかかると、収穫が皆無になるので、2〜3年はアブラナ科野菜を栽培していない場所を選び、土づくりを行います。植え付けの2週間前に、苦土石灰を1m2当たり100g散布し、よく耕します。1週間前に、幅60cmの畝(うね)の中央に深さ20cmの溝を切り、1m2当たり堆肥(たいひ)2kg、化成肥料100gを散布して土を戻し、高さ10cmの平畝を作ります(第2図)。もし、根こぶ病が心配な場合は、殺菌剤のフロンサイド粉剤を1m2当たり30g散布し、土と混和します。

第2図土づくり

【3.植え付け】

株間40〜45cmに植え穴を掘り、植え穴にたっぷりと水やりして、水が引いたら苗を植え付けます(第3図)。植え付ける苗の大きさは、本葉5〜6枚程度ですが、特に秋まき春どりの場合、越冬時の苗の生育度合で結球するか否かが決まるので、大苗を植え付けないこと、早植えしないことなどに気をつけます。

第3図植え付け

【4.水やり】

乾燥が激しい場合は、たっぷり水やりして生育を促進します。

キャベツは乾燥に弱いので、水やりは十分に行う。

【5.追肥・土寄せ】

植え付け後、本葉が10枚程度になったら、株間に化成肥料を1m2当たり30g散布し、軽く土寄せします。以後は、2週間おきに化成肥料を同量まいて、土寄せするのを繰り返します(第4図)。秋まきの場合は、2月下旬〜3月上旬に化成肥料を1m2当たり30g施して土寄せし、結球が始まるころに再び同量を散布、土寄せして、生育を促します。大きく結球させるには、外葉が大切な役目を果たすので、結球開始期までにできるだけ外葉を大きく育てることが重要です。

第4図追肥・土寄せ

コラム 地方品種‘札幌大球’

北の大地、北海道札幌市に、ものすごく大きなキャベツの地方品種があります。何と、球重10〜12kg以上にも生長する‘札幌大球’という品種です。昔から名前だけは知っていたのですが、数年前に知人から送ってもらい、初めて見ることができました。普段、大抵のことでは驚かない筆者も、段ボール箱を開けたとたん、あまりの大きさにびっくりした思い出があります。
この品種は、大きいわりに葉が意外とやわらかいので、漬物にすると最高にうまいのです。ただし、栽培には約6カ月もかかります。12月の収穫を目指すとすれば、6〜7月にタネまきし、育苗して、7〜8月に植え付けます。その後は追肥・土寄せなどの栽培管理を行い、12月〜1月に収穫することになります。

筆者も驚きの大きさを誇るキャベツ、‘札幌大球’。

【6.病害虫】

ヨトウムシ、アオムシ、コナガは、見つけたら捕殺するか、あるいは安全なBT剤を散布します。アブラムシにはオレート液剤を散布します。

食害を受けたキャベツ。

【7.収穫】

玉が肥大し、手で押してみてかたくしまっていれば収穫適期です(第5図)。収穫期を逃すと裂球することがあるので、とり遅れには注意します。

収穫適期のキャベツ。 第5図収穫

コラム キャべジン−ビタミンU−

キャべジンとは、文字通りキャベツに含まれる有効成分で、ビタミンUのことです。キャべジンの働きの全容はまだ解明されていませんが、「胃腸の粘膜を正常な状態に保つ作用」があり、特に「胃の粘膜の新陳代謝を活性化し、壊れた粘膜を修復する」効果があるといわれます。また、「胃酸の分泌を抑え」「胃かいようや十二指腸かいようなどの治癒能力を高める」効果もあるとされています。ですから、サラダやとんかつなどのつけあわせのキャベツは、残さず食べるようにしましょう。

キャベジン=ビタミンUを多く含むキャベツ。いろいろな料理で楽しみたい。

商品購入はこちら