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学校:家庭菜園アドバイス

藤田智 直伝! 家庭菜園 基本のキホン!その17 ニンジン 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)

栽培方法

【1.土づくり】

ニンジンは直根類といって、根がまっすぐに伸びて生長する野菜ですから、直まき栽培のみとします。移植するとまた根になります。春まきで3月下旬〜5月、夏まきで6月下旬〜7月下旬までにタネまきすることをおすすめします。8月上中旬でも可能ですが、収穫時期がかなり遅くなってしまいます。

タネまきの2週間前に、苦土石灰を1m2当たり150g散布し、よく耕します。直根類では、堆肥たいひがまた根の原因となることがあるので、できれば前作時にたっぷりと混入しておくのが望ましいでしょう。ここで投入する場合は、1m2当たり2kgを、化成肥料100gとともに1週間前までに散布し、深く耕して畝うね幅60cmの平畝を作ります(第1図)。

ニンジンのまた根。第1図土づくり

【2.タネまき・水やり】

ニンジンは発芽しにくい作物の1つですから、タネは直前に水やりしてから、もしくは雨降り後にまくと発芽率が向上します。1条まきか条間30cmの2条まきとし、好光性種子のため覆土は薄くします。覆土後、もみ殻を土の表面にまいておくと乾燥が防止でき、発芽しやすくなります(第2図)。あるいは、ベタがけをして発芽まで水やりしてもよいでしょう。

とにかく土を乾燥させないのがコツで、発芽するまでは細心の注意を払います(第3図)。発芽後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

第2図タネまき第3図水やり

【3.間引き・中耕・追肥・土寄せ】

本葉1枚で3cm、本葉2〜3枚で5〜6cm、本葉6〜7枚で10〜12cm間隔に間引きます。間引きはニンジンを肥大させる重要な作業ですから、遅れないようにします。2回目および3回目の間引き後、化成肥料1m2当たり30gを株元にまき、軽く土寄せを行います(第4図・第5図・第6図)。ニンジンは初期生育が遅く、早めの除草を心掛けないと雑草に負けてしまいます。ニンジンが溶けてなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。

間引いたニンジンの葉は、和え物やおひたしに利用しましょう。家庭菜園ならではの楽しみです。

第4図間引き(1回目)第5図間引き(2回目)・追肥(1回目)

コラム ニンジン(人参)と朝鮮人参(薬用人参)

ニンジン(人参)がわが国に渡来する以前から、日本には滋養強壮の薬用植物として利用されている「人参」が存在していました。ご存知、朝鮮人参(いわゆる薬用人参)です。
ニンジンがセルリー、パセリなどと同じセリ科の1〜2年草なのに対し、朝鮮人参はウドと同じウコギ科の多年生植物で、多くのサポニンを含む薬用植物であり、ニンジンとは異なります。しかし、カロテンに代表される栄養価の高さ(薬効)、形態が似ていることから、人参という共通の名前になったといわれています。
なお、中国ではニンジンのことを「胡羅蔔フロボ」といいます。「胡」は中国より西域の国、「羅蔔」はダイコンの意味で、ニンジンを「西の国から渡来したダイコン」と表現したのです。

ニンジン(人参)と朝鮮人参(薬用人参)

【4.病害虫】

キアゲハの幼虫が主な害虫ですから、見つけたら捕殺するか、DDVP乳剤1000倍液で防除します。アブラムシにはオレート液剤を散布します。

キアゲハの幼虫。見つけ次第、捕殺または薬剤散布をする。

【5.収穫】

地際の根が4〜5cm程度の太さになったら、収穫を始めます。収穫が厳寒期になる場合は、根元に土寄せして防寒対策をしっかりとっておきます(第7図・第8図)

第7図防寒対策第8図収穫

コラム 嗜好の変化がニンジンの消費を変える

アニンジンの消費量が飛躍的に伸びたのは、明治19年に日本へカレーライスが伝わってからです。今も、子どもの好きなメニューベスト3に選ばれるカレーライス。それに加えて、シチューなども食卓に登場し、以来ニンジン、タマネギ、ジャガイモの消費量は急激に伸びることになりました。現在でも、野菜種類別生産量はいずれも上位に入っています。子どもの嗜好が野菜の生産を変えたのです。
さらに、近年の健康志向により、野菜ジュースが人気を呼んでいます。その結果、ニンジンの国内生産量は横ばい状態なのに、ニンジン調製品(ニンジン・野菜ジュース類)の輸入量は増加し、平成5年ごろまでの数百トンから、平成16年度は2万1,000tに伸びています。

嗜好の変化がニンジンの消費を変える

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