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学校:家庭菜園アドバイス

藤田智 直伝! 家庭菜園 基本のキホン!その17 ニンジン 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)

特徴

ニンジンは、セリ科の代表的な野菜です。英名はcarrotといい、人間の体内でビタミンAに変わる、カロテン(carotene)の語源になっています。このことからも明らかなように、非常に多くのカロテンを含む代表的な緑黄色野菜です。また、和風、洋風、中華のいずれの料理にも向くことから、家庭では欠かせない野菜の1つです。

ニンジンの原産地はアフガニスタン周辺の中央アジアで、伝播したルートによって2つのタイプに発展しました。1つはシルクロードを経て中国で成立した東洋種(長根人参)、もう1つはヨーロッパに伝わって分化した西洋種(短根人参)です。日本には、まず室町時代ごろに東洋種の長いニンジンが渡来し、有力な品種が成立するとともに全国で栽培されるようになりました。一方、現在の主流となっている長さ15〜20cmの西洋種は、江戸時代後期に渡来してきたものです。

生育適温は15〜20℃と冷涼な気候を好み、植物体が小さいうちは暑さや寒さに強いのですが、生長すると夏の暑さで病害が発生しやすくなるので、春と秋が生育適期になります。特に、夏まき秋冬どりが、温度的に最も栽培しやすいといえます。

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