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学校:家庭菜園アドバイス

藤田智 直伝! 家庭菜園 基本のキホン!その16 カブ 恵泉女学園大学 園芸文化研究所准教授 藤田智(ふじたさとし)

栽培方法

【1.タネまきの適期と方法】

ダカブは、直根類といって主根が肥大するタイプの野菜なので、栽培は直まきのみになります。移植するとまた根になってしまうので注意してください。春は3月中旬〜4月、秋は9月〜10月中旬ごろがタネまきの適期です。畝うね幅を60〜80cmとし、タネまき2週間前に苦土石灰を1m2当たり100〜150g散布して、よく耕します。1週間前に、1m2当たり堆肥たいひ2kg、化成肥料(N:P:K=15:15:15)100gを散布してよく耕し、表面を平らにならします(第1図)。条間30cmで条すじまきにします。覆土した後は、たっぷりと水やりしておきましょう(第2図)。

第1図土づくり 第1図タネまき

【2.水やり】

発芽するまでは乾かさないようにします。発芽後は、乾いたらたっぷりと水を与えてください。

【3.間引き・追肥】

発芽後、本葉1〜2枚で3cmに、本葉3〜4枚で6cmに、本葉5〜6枚で、小カブは12cm程度に、大カブなら20cm程度に間引きます。2回目の間引きからは、生育を見ながら、1m2当たり化成肥料を30g追肥し、土寄せを行います(第3図・第4図・第5図)。間引きは、カブの根の肥大をよくする重要な作業で、適期を逃さず早めに行うようにします。

第3図間引き(1回目)・土寄せ(1回目) 第4図間引き(2回目)・追肥(1回目)・土寄せ(2回目) 第5図間引き(3回目)・追肥(2回目)・土寄せ(3回目) 発芽後3回くらいに分けて間引きを行う。

コラム 多彩な地方品種

カブは古くから日本人になじまれている野菜の1つなので、実に多くの地方品種が今でも存在します。代表的なものを、北からざっと挙げてみましょう。‘大野紅’(北海道)、‘筒井’(青森)、‘暮坪’(岩手)、‘かのかぶ’(秋田)、‘温海’(山形)、‘舘岩’(福島)、‘寄居’(新潟)、‘金町’(東京)、‘金沢青’(石川)、‘飛騨紅’(岐阜)、‘万木(ゆるぎ赤丸)’(滋賀)、‘日野菜’(滋賀)、‘酢茎菜’(京都)、‘天王寺’(大阪)、‘平家’(兵庫)、‘万膳’(岡山)、‘津田’(島根)、‘木坂’(広島)、‘伊予緋’(愛媛)、‘弘岡’(高知)、‘木引き’(長崎)。実に多彩です。
いずれも漬物に利用され、かつては冬季の重要な保存食だったことがうかがえます。昔食べた懐かしいあの味を再現できるのも、家庭菜園ならではの喜びです。

抽根部は紫紅色で地下部は白く、形は牛角状の‘津田’(島根)。

【4.病害虫防除】

カブラハバチの幼虫に食害を受けると、葉を食い尽くされてしまうので、見つけたらその都度手で取り除くか、アブラムシの防除も兼ねてマラソン乳剤1000倍液を散布し、防除に努めます。アオムシやコナガには、BT水和剤を散布します。

また、無農薬で育てたい場合は、寒かん冷紗れいしゃなどで覆って、物理的に害虫の侵入を防ぐネット栽培をするとよいでしょう。

【5.収穫および貯蔵法】

小カブは、根茎が5〜6cmになったら収穫適期です。中カブ、大カブは、12〜15cm以上を目安に順次収穫します。収穫が遅れると裂根してしまうので、注意が必要です(第6図)。

第6図収穫適期

収穫適期の小〜中カブ。 収穫が遅れると裂根してしまうので、適期収穫を心掛ける。

コラム アブラナ科の大敵、根こぶ病

アブラナ科野菜を連作すると、必ず増加するのが根こぶ病の被害です。根こぶ病は土中のかびによって引き起こされる、アブラナ科野菜の代表的な連作障害で、キャベツやハクサイなどでは結球に至らず、収穫皆無ということもありえます。対策としては、
(1)連作を避け、輪作する。
(2)抵抗性品種(品種名の頭文字にCRの冠がつく)の利用。
(3)土壌消毒(フロンサイド、石灰チッソなど)。
などがあります。
ところが、最近の研究で、根こぶ病が多発している畑に、同じアブラナ科のダイコンを前作に植え付けると、その後にハクサイを栽培しても根こぶ病の被害は少なくなることが判明しています。まさに「毒をもって毒を制す」。同じアブラナ科でこんな効果があったなんて、「目からうろこ」です。

根こぶ病に侵されたカブ。

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