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グラジオラス 通販

グラジオラス

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グラジオラスの魅力は、まず何といってもその豪華さです。英名で「sword lily」というように、「剣(=sword)」のようにシャープな草姿と大輪の花は、花壇でもひときわ目を引く存在です。アメリカでは国民に最も人気の花といわれており、毎年コンテストも開催されています。
切り花としても華やかな場面から清楚なセレモニーでの需要まで、それぞれの品種の特長を生かして幅広く使われています。また、花が小さい小輪品種のかわいらしさも見逃せません。花壇に群生させたり、花束やアレンジでも楽しむことができます。



グラジオラスは、アフリカから地中海沿岸地域の西ヨーロッパ、西アジアに分布するアヤメ科の球根植物です。原種は250種以上が知られ、その多くは南アフリカのケープ地方に集中しています。また、グラジオラスの名前はラテン語のグラディウス(剣)に由来し、剣のように尖った葉の形を表現したものです。日本へは江戸時代末期に渡来しましたが園芸的に栽培が盛んになったのは明治時代からで、その姿形からトウショウブ(唐菖蒲)の別名もあります。現在普及している園芸品種は、春に植えて夏に開花するものが一般的です。



【グラジオラスの育て方のポイント】

 グラジオラスの花が咲かないというお問合せをいただくことがあります。その場合はまず植えた場所や鉢の置き場所の日当たりをご確認ください。グラジオラスの球根はチューリップなどと違って植え付け時に花芽はできていません。葉が出た後に花芽分化が始まります。花芽が形成される時期に日光や温度、土壌水分が不足すると花芽は十分に生長できず、特に日光による影響は大きいです。そのため最低でも1日5~6時間以上しっかりと日光が当たらないと、花つきが悪くなったり、花が咲かないことがあります。
 植え付け場所や水管理も注意が必要です。多湿を嫌うので、過湿になると生育不良になったり球根が腐ることがあります。さらに、毎年球根を掘り上げずに植え付けたまま数年たつと連作障害が出たり、球根が密になり養分不足で花が咲かなくなることもあります。また、毎年新球根を作り、ヤマユリやオニユリなどと同様にその周りに木子と呼ばれる小球根をつけますが、木子を植え付けた場合、木子が球根として育ち充実してから花を咲かせます。そのため開花は翌年以降となります。