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野菜に関するQ&A

ダイコンがトウ立ちしてしまいます。どうすれば予防できますか。

ダイコンがトウ立ちしてしまいます。どうすれば予防できますか。

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ダイコンはネギと同様に、低温に遭遇するとその後に花芽を作り、トウ立ちします。ただネギはある程度大きくなってから低温に反応しますが、ダイコンは種子春化型で低温要求をもつため、吸水して発芽を始めると、その時点で低温に反応します。そのため、ダイコンはタネまき時の低温が問題になり、マイナス1~プラス13℃の低温に反応し、特に敏感なのは5~7℃です。

 ダイコンは寒さに強い印象がありますが、低温で花芽ができるため低温時にタネをまくのは注意します。春ダイコンは2月ごろの厳寒期にタネをまくので、当然低温の影響を受けます。花芽を作らせないためには、低温に長期間遭遇が必要でトウ立ちしにくい晩抽性品種の‘大師’‘トップランナー’‘桜風’‘ 春神楽’などをまきます。

 タネまき後の畝にベタがけやマルチをすれば、寒さの被害を防ぎ、またある程度花芽形成を防げます。さらに効果的なのはトンネル被覆をすることです。トンネルをかけると夜温は変わりませんが、日中のトンネル内を高温に保つことで、夜間の低温効果を打ち消すことができます(脱春化)。そのためには20℃以上の高温に、毎日4~6時間以上保つ必要があります。重要なのは毎日高温に保つ必要があることで、曇雨天で気温が高くない場合は花芽を形成しやすいので、保温に注意します。 月刊誌Q&A 野菜

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