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愛しき花 「セントポーリア」 の魅力、再び

愛しき花 「セントポーリア」 の魅力、再び愛しき花 「セントポーリア」 の魅力、再び

1970年代の後半から1980年代にかけて大ブームを巻き起こしたセントポーリア。室内で栽培でき、温度が維持できれば年中花が咲く性質をもち、品種も豊富に揃い、多くの愛好家たちを魅了しました。
ブームは過ぎ去ったものの、セントポーリアの愛らしさ、栽培の楽しさは今でも変わりありません。むしろブームから時を経て新鮮な印象さえ感じられるセントポーリアの色あせぬ魅力についてご紹介いたします。

這性品種のトレイル種‘ロブスワガワガ’はこんもり盛り上がる株姿が愛らしい。

這性品種のトレイル種‘ロブスワガワガ’はこんもり盛り上がる株姿が愛らしい。

出会った瞬間、その愛らしさに魅了される

私がセントポーリアに出会ったのはロシア連邦共和国(旧ソビエト連邦時代)のモスクワに在住していた時のことです。後に日本にセントポーリアを広く普及し、ブームを巻き起こした川上敏子先生とモスクワで出会い、なんとも愛らしい1鉢をいただいたのが初対面でした。可憐な花がよく咲き続け、モスクワの寒い冬の窓辺でも花を楽しめるセントポーリアにすっかり魅了されてしまいました。そして帰国後には、川上先生の仕事を手伝い、先生が引退されてからはその仕事を引き継ぎ、と私の人生はセントポーリアとともに過ごすことになったのです。 
セントポーリアはイワタバコ科の多年草で、1892年、東アフリカ・タンザニアの高地で発見されたといわれています。発見者はドイツ人の自然愛好家、ウォルター・フォン・セントポール・イレーイエ男爵です。明治末期には日本にも導入され、「アフリカスミレ」の和名で呼ばれました。ただ、当時は一般の家庭では育てにくく、花が咲かない植物と認識されていたようです。その後、ドイツやアメリカなどで盛んに品種改良が行われ、栽培しやすい園芸品種が出回るようになりました。
1960年代には日本の気候環境に適した室内栽培法を考案した川上先生により広く普及し、「室内花の女王」と称され、誰もが一度は育ててみたいと憧れる花となりました。

室内での栽培に適した性質でいつでも手軽にケアができる

‘メリールース’セントポーリアが大人気となった大きな理由としては、ほかの室内花とは異なり、栽培適温の18〜25℃を維持できれば1年を通して花を咲かせ続けられることが挙げられます。原産地では石灰岩の割れ目に堆積したわずかな土に根を張って育つこともあり、小さな鉢や少ない土でも栽培可能で、場所をとらずに育てることができます。また、セントポーリアは強い日差しを好みません。白いレースカーテン越しの、やわらかい光が理想的です。また、自然光が入らない場所でも、植物育成用のLEDライトや蛍光灯を利用すれば、美しい花を咲かせることができます。
室内で手軽に栽培できる性質を備えていること、それがセントポーリアの大きな魅力ですが、1日の終わりに愛らしい花を愛でてほっとくつろぐ、など癒やしの時間を与えてくれる花でもあります。忙しい日々を送る現代の人たちに、ぜひ栽培をおすすめしたいと思います。

セントポーリアには
魅力的な品種がいっぱい!

1892年に発見されたセントポーリアは、その後ドイツでタネの採取に成功したことから急速にヨーロッパに広がり、さらにアメリカへと伝わりました。同時に交配も進み、八重咲き、大輪、斑入りの花、斑入りの葉など、個性的な品種が次々と誕生しています。普通種(スタンダード種)だけでなく、這性のトレイル種やコンパクトなミニ種なども開発されています。栽培しやすいおすすめの品種をご紹介しますので、初めてセントポーリアを栽培するなら、まずはお気に入りの花色を選んでみてください。

普通種

原種24種の交配から生まれたグループで、現在でも交配のもととされているスタンダードな品種です。

‘ロブスアウターオービット’

‘ロブスアウターオービット’

濃い青にピンクのスポット(大きな斑)が入るセミダブル咲きで、くっきりと入る白いエッジが個性的。濃いグリーンの斑入り葉。

‘サッシーサディ’

‘サッシーサディ’

花びらのエッジから中心へと広がる濃いローズ色のグラデーションが美しいダブル咲きの品種。グリーン葉。

‘マーズピロートーク’

‘マーズピロートーク’

白のフリルが美しいダブル咲き品種。明るいグリーン葉に白い花が清楚な印象。

‘アークトゥルス’

‘アークトゥルス’

濃い赤のセミダブル咲きで、白いエッジが入り、花びら一枚一枚がくっきりして目をひく品種。濃いグリーン葉。

‘ブルーアイドロシア’

‘ブルーアイドロシア’

明るい青紫の花びらのエッジに濃い紫が入るとてもエレガントなセミダブル咲き。存在感のある大輪品種で、グリーン葉。

‘ストロベリーフィールズ’

‘ストロベリーフィールズ’

ピンクがかった赤のセミダブル咲きで、濃い赤のファンタジー(輪郭がにじむ斑)が入り、エッジは白。フリルが愛らしく、大株に育つ。グリーン葉。

トレイル種

原種のグロッティから生まれた這性の品種で、わき芽がたくさん出てこんもりした形に育ちます。ハンギングでも楽しめます。わき芽はそのまま伸ばします。

‘メリールース’

‘メリールース’

セミダブル咲きで、赤みがかったピンクに紫のファンタジーが入る個性的な花色が魅力。濃いグリーン葉。

‘キッスアウェイ トレイル’

‘キッスアウェイ トレイル’

愛らしい濃いピンクのダブル咲き品種で、多花性。明るいグリーンの葉が軽快な印象。

‘ロブスワガワガ’

‘ロブスワガワガ’

鮮やかな濃青紫色がエレガントな印象のセミダブル咲きで、時々白が交じる。グリーン葉。

ミニ種

1951年に発表されたコンパクトサイズの品種で、限られた場所でも栽培を楽しめます。たくさん花をつける可憐な姿が人気。

‘ダンシントレイル’

‘ダンシントレイル’

ミニ種で這性の品種。濃赤のダブル咲きで、濃いグリーン葉。

‘ロブスハンプティドゥ’

‘ロブスハンプティドゥ’

ミニ種で這性の品種。白のセミダブル咲きでエッジに太く紫が入る。花がたくさん咲く。明るいグリーン葉。

‘フロステッドデニム’

‘フロステッドデニム’

デニムカラーを思わせる明るいブルーのセミダブル咲きで、白いエッジが入る。スミレのように見えることからスミレ咲きと呼ばれる品種。グリーン葉。

‘ロブススマーティー パンツピンク’

‘ロブススマーティー パンツピンク’

白のセミダブル咲きで、ピンクのエッジが入り、紫のスプラッシュ(小さな斑点)が入る。明るいグリーン葉でウェーブがかかる。

セントポーリアの栽培ポイント

適温で管理する

セントポーリアの生育適温は18〜25℃。私たちが室内で快適に過ごせる気温をキープすれば、セントポーリアにとっても、気持ちよい気温環境になります。日本の気候では春、そして秋から1月初めにかけて花がよく咲きます。また、湿度についてはあまり神経質になることはありませんが、50〜60%あるとよいでしょう。室内に置いていたお煎餅がしけるくらいの湿度です。

光量はどれくらい必要?

白いレースのカーテン越しにやわらかな日差しが当たる環境が理想です。数値にすると6,000〜8,000ルクス。自然光が当たらない場所では植物育成用の照明を1日12〜16時間照射することで株が育ち、美しい花を咲かせます。花と照明の距離が近づきすぎないように注意してください。

「太陽光LED 植物育生ライト」

植物に適した波長の光で照射できる! 「太陽光LED 植物育生ライト」

観葉植物や水耕栽培などで最近よく利用されるのがLEDライトです。太陽光に近い優しい光で、植物の生育に応じて適した波長で照射することができます。蛍光灯に比べるとワット数が低いため、電気代も安く抑えられます。スポット的に照射できるので狭いスペースでも手軽に利用できます。
透明のアクリルケースにセントポーリアを入れ、花とライトの光源との距離が15〜20p離れるように設置。スリムなデザインだから、小さなスペースでも置けます。

セントポーリアを新しく入手したら…

開花株、または開花見込み株の場合、入手してすぐに植え替えすると根を傷め、中心の葉の生長に影響して葉に段差がついてしまうことがあるので、環境になじむまでは植え替えず、鉢カバーなどをして楽しむとよいでしょう。
表土がかたくなっていたらピンセットでほぐしながら表面から2pほどの土を取り除き、珪酸塩白土(「ミリオン」など)を小さじ1入れ、セントポーリア専用の用土を加えます。一度花を咲かせ、その花が咲き終わったら通常の植え替えをするのがおすすめです。

植え替えの手順

小さな鉢でも育つセントポーリアは、そのままにすると土が目詰まりしたり、酸化して老廃物がたまり、生育に影響が出ます。1年に2回植え替えするとよいでしょう。植え替えの適期は春と秋で、その間のできるだけ花の少ない時期を選びます。
セントポーリアは根が細いので、水はけ、保水性ともによく、軽い用土が適しています。セントポーリア専用の培養土が市販されているので、それを利用するのが手軽です。

(1)新しい鉢に鉢底石、珪酸塩白土を入れる。
(2)元の鉢から苗を取り出して根鉢をほぐし、根を広げて鉢の幅の半分ほどに切る。黒くなっている根は切りとる。
(3)(1)の鉢に(2)の苗を入れ、緩効性肥料小さじ1(直径10〜12pの鉢の場合)を混ぜた新しい用土を鉢の縁から約2p下まで入れる。
(4)鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水やりする。

水やりのコツは?

鉢の大きさや置き場所によって異なりますが、3〜4日を目安に、鉢の底穴から流れ出るくらいにたっぷりと水やりします。少量ずつやるのではなく、一度にたっぷりやることで、用土が酸化しにくくなり、根がよく張って花つきもよくなります。

わき芽の処理

葉のわきに新しい芽が出てくるので、トレイル種以外はわき芽は早めに取り除きます。

猪股 みどり (いのまた みどり)

猪股 みどり (いのまた みどり)

日本国際セントポーリア協会会長。東京都内の京王百貨店・園芸部セントポーリアコーナーのコンサルタントを長年勤める。著書に「NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月セントポーリア」がある。