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美しく花咲かせるためのバラの育て方

美しく花咲かせるためのバラの育て方
大苗とは

バラづくりは「土づくり」から

バラづくりは「土づくり」といわれるほど、土づくりは最も大切な作業の一つです。バラの苗木を健康に育てるには、まず土づくりから始めましょう。土壌は地域によってやや異なりますが、草花や野菜が普通に育つ土であれば、バラはすくすく育ちます。この土づくりは、植え込みの2〜4週間前に行っておくのが理想です。これは、配合した堆肥などから、根を傷めるガスが発生しやすいので、土を安定させるための期間です。なるべく土を配合した後、一定期間あけてから植え付けましょう。

庭植えの土づくり

縦横40〜50cmほど掘り、堆肥、肥料、場合によっては軽石などを加え、排水性のある肥沃な土をつくりましょう。この時、野菜作りと同じく、苦土石灰を一握りほどまいておくと、さらに効果的に生長を促します。

※穴の底に軽く水を入れ、水が引かない場合は、植え穴の底に軽石を敷き、穴の外で土を混ぜてから入れる。
※用土はバラ専用の培養土も手間いらずでおすすめ。

鉢植えの用土

元肥には、バラ専用の元肥を使うのがおすすめ。赤玉土(小粒)6:腐葉土2:ピートモス2の配合土、
または市販の「バラ専用培養土」。

「植え付け」は根を広げて

販売されている大苗には、「ポット苗」と「根巻き苗」の2タイプがあります。どちらも、購入後に根をほぐし、広げて植え付けることが必要です。

根巻き苗/ポット苗

植え付けの準備

地掘りの根巻き苗などは、植え付ける2時間ほど前に、バケツなどに水を入れ根だけをつけて吸水させておく。ポット苗は、土を崩して根をほぐしておく。吸水させなくてもよい。

庭への植え付け

鉢への植え付け

「寒肥」と「追肥」を施す

バラを大きく育てたり、美しい花を咲かせたりするためには、定期的に肥料を与えることが大切です。特に、冬の休眠期に与える肥料はとても重要。これを「寒肥」といい、この肥料次第でその年の生育が決まることもあるほどです。
バラに与える肥料には、これとは別に「追肥」があります。これは、冬に与えた肥料の補足的なもので、3月芽吹きのころに1回、春の開花後に1回。四季咲きのバラの場合は、その後1〜2カ月に1回与えて、これを秋まで続けます。
元肥・寒肥・追肥とも、肥料は、自分で配合してつくることができますが、初心者の方には市販のバラ用肥料(追肥用)がおすすめ。手間をかけずに簡単です。

※肥料の種類によって、使う分量は異なります。施す前に分量を確認しておきましょう。

春先の追肥の施し方

鉢植えでは寒肥は必要ありません。
冬に元肥を入れて植えた場合は、春先の芽吹くころに追肥を施しましょう。その後は、春の開花後に1回。さらにその後は、四季咲きや一季咲きに関係なく、1〜2カ月に1回与えて、これを秋まで続けます。

冬の間の寒肥の施し方

深く掘れる場合
株元から30〜40cmほど株から離れた場所に2カ所、深さ30〜40cmくらい掘り、牛ふん堆肥5〜6Lに有機肥料(骨粉・油かすなど)を混ぜあわせて埋め戻します。バラの追肥用肥料もおすすめです。

深く掘れない場合
株元から30〜40cmほど離れた場所に円を描くように、地表面に牛ふん堆肥5〜6Lに有機肥料(骨粉・油かすなど)を深さ5〜10cmくらい混ぜあわせ、すき込みます。

冬以降の追肥の施し方

3月芽吹きのころに1回、春の開花後に1回。四季咲きの場合は、その後1〜2カ月に1回与えて、これを秋まで続けます。

早春の手入れ方法

3月になって芽吹きが始まると、バラの管理作業がいよいよ始まります。バラがどんな風に咲いてくれるかは、春先の細かな管理によってずいぶん違ってきます。芽や葉をよく観察して、手を掛けていきましょう。

芽かき

3月に入ると、暖かな日差しに刺激されて、芽吹きが始まります。中には、同じ場所からたくさんの芽が出てくる場合もあります。そのまま放っておくと、日当たりや風通しが悪いだけでなく、養分も分散して、花が咲きにくくなる場合もあります。これを解消する方法が「芽かき」で、生長のよい芽だけを残して、あとはかきとります。このひと手間だけで、バラは豪華に咲くようになります。

中耕・雑草とり

「中耕」とは、土の表面を軽く耕すことです。土を耕すと、水はけ、通気性がよくなり、根がよく伸びだし元気になります。すると、水分、養分の吸収がよくなり、若枝が元気に育って、豪華な花をたくさん咲かせるようになります。この時、一緒にバラの周りに生える雑草も引き抜いておくと、株元の風通しもよくなり、効果がさらにアップします。土がかたくなったら、いつでも中耕をしましょう。

切り戻し

寒さで芽が傷んだり、枝が枯れてしまい、枝先からよい芽が吹いてこないことがあります。こんな時は、勢いのある新芽の上で「切り戻し」を行います。早めに処理すると、栄養や水分が無駄なく運ばれて、充実したよい花が咲きます。

早め早めの病虫害予防

気候や地域によって左右されますが、冬の間、温暖地では枝や幹にカイガラムシが見られます。バラの新芽が伸び始める早春は、若葉につくアブラムシを見かけるようになります。また、目に見えませんが黒点病、うどんこ病などの病気も活動を始めますので、注意が必要です。病虫害は、この時期に防除しておくことで出鼻をくじくことができ、春からの蔓延を防ぎやすくなります。大病を患う前に防除しましょう。

(左)バラシロカイガラムシ(中央)ノイバラヒゲナガアブラムシ(右)黒点病

カイガラムシ 12〜2月ごろ

バラの枝や幹が、白く綿っぽいものに覆われることがあります。この症状はカイガラムシの仕業。ベランダや壁ぎわなど、雨の当たりにくい日陰となる部分に多発します。この時期のカイガラムシは成虫で、薬剤が効きにくいため、基本的には古い歯ブラシなどでこそぎ落として退治します。

アブラムシ 3月ごろ

若葉にアブラムシを見かけるようになります。放っておくとあっという間に大増殖しますので、見つけ次第、アブラムシに効く薬剤を使い、通常倍率で希釈して散布しておきましょう。樹高の低い鉢物や、ミニバラはオルトラン粒剤などを株の周囲にばらまいておくのも効果的です。

黒点病、うどんこ病 3月ごろ

黒点病、うどんこ病は、この時期から注意が必要です。発生してからでは、回復に時間がかかりますので、発生前に「予防薬」を散布しておきます。

バラ栽培Q&A

寒冷地で霜が降り始めていますが、植え付けても大丈夫ですか?

数時間ほど霜が降りるくらいなら、霜が溶け次第、庭に植え付けても問題ありません。しかし、地面が氷結するような地域では、植え付けは春先まで待ちましょう。なお、鉢植えなどの場合は、霜に当たらず氷結しにくい室内、軒下などに置くなら、植え付けることができます。

冬場の水やりは必要ですか?

冬場のバラは休眠していますので、ほとんど水を必要としません。地植えであれば、芽吹きが始まるまで不要です。ただし、鉢植えや、軒下など雨が当たらない場所に地植えした場合は、株が乾燥しやすいので、土が乾燥しているようなら、水を与えましょう。。

植え付け後すぐ、冬に出てきた葉はとるのですか?

植え付け後であれば、そのままにしておいても大丈夫です。低く育てたい場合は、伸びていない芽のある部分までばっさり切り戻しても問題ありません。

3月になっても芽が伸びてきません。枯れているのでしょうか?

枝がみずみずしく、枝先も枯れていないなら、品種や苗木による芽吹きの遅れかもしれません。3月いっぱいは様子を見てみましょう。枝全体に干からびたようにシワがあるようなら、何らかの理由で枯れてしまったものと考えられます。

小山内 健さん

小山内 健

タキイ園芸専門学校卒業後、京阪園芸に入社。京阪ローズソムリエ(バラ鑑定士)としてNHKテレビ「趣味の園芸」への出演、各地のセミナー、執筆活動など、多方面で活躍中。バラの栽培法、楽しみ方について楽しく分かりやすいアドバイスで人気。「とっておきのバラづくり」(家の光協会刊)など著書多数。