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「ネオアース」と「アトン」

特性を生かした栽培をしよう!

ネオアース

貯蔵性の高い「ネオアース」をより高貯蔵に!

「ネオアース」の特長
貯蔵性が大変高い中晩生の品種です。玉のしまりが良好で、貯蔵中の腐敗も少なく、3月まで貯蔵できます。

栽培ポイント

貯蔵性を生かす栽培

重要な栽培のポイントは以下の3つです。

播種や定植の適期を守る
 生育が旺盛で活着もよい品種ですので、あまり早くまきすぎず9月下旬ごろ(一般地)とし、55日程度の育苗日数の若苗を定植します。まずは適期に播種・定植し、順調に育てることが、貯蔵性を高めるために最も大切です。また、適期より早まきすると大苗になり、トウ立ちが多く発生したり、反対に遅まきは小苗になり肥大が悪くなったりもしますので、適期の播種と定植を心がけます。

適切な肥培管理を行う
 貯蔵性を高めるには多肥栽培ではなく、「腹八分目栽培」がポイントです。
 1回の栽培に必要なチッソ成分量としては、1u当たり20〜25g程度(チッソ成分10%の化成肥料で200〜250g)です。そのうちの約半分を元肥として施用し、残り半分を追肥とします。追肥は、翌年の1月上旬、2月上旬、3月上旬の3回行い、1回につきチッソ成分量で4g程度とします。3月上旬の最後の追肥(止め肥)を遅らせないようにしてください。大きく育てたいと思い、元肥を多く施したり、4月に入ってからも追肥を行ったりすると、葉が茂りすぎて病気が多くなったり、しまりの悪い玉となります。また、肥料が遅くまで効くと葉ばかりが育ち収穫が遅れるので、本格的な梅雨の最中の収穫になり、暑さや雨でより腐りやすくなります。

収穫適期を守る
 収穫は、倒伏が揃った1週間後くらいに行うとよいでしょう。玉がしっかりとしまってから収穫することで、糖分が蓄積されて貯蔵性が高まり、おいしさも向上します。
収穫は、晴天の日を見計らって行い、天日で1〜2日地干ししましょう。しっかりと乾かした後、雨の当たらない風通しのよい軒下などにつるすことで、貯蔵腐敗も低減できます。

ネオアース

玉は豊円球で、揃い・しまりとも良好。特に皮色が濃く、ツヤがあり美しい。病気に強く、安定した品質。貯蔵病害にも強い。 ※多肥栽培、肥料の遅効きは貯蔵性を低下させますのでご注意ください。
ネオアースの詳細

ネオアース

アトン

玉の大きさが魅力の「アトン」をさらに大玉に!

「アトン」の特長
肥大性抜群の中生種で、豊円球の大玉がねらえます。また、歯切れがよくジューシーで辛みが少ないおいしい品種です。夏場のバーベキューには、見た目の大きさも加わって最高に楽しめるでしょう。

栽培ポイント

大玉性を生かす栽培

地温を確保し、根をしっかり張らせ太りをよくすることができるマルチ栽培で大玉をねらいましょう。

播種や定植の適期を守る
 マルチ栽培では地温が確保できるので、露地栽培より生育が進みます。「アトン」の大玉ねらいのマルチ栽培の場合、播種日を露地栽培より5日ほど遅らせるとよいでしょう。株間はやや広めの12〜15pとします。

追肥も少々施す
タマネギのマルチ栽培での基本は緩効性肥料で全量元肥とします。ただし「アトン」の大玉ねらいのマルチ栽培の場合、2月に速効性肥料の追肥を株元に行うと、春先の生育促進に有効です。

春先にはマルチに穴をあけ雨水を入りやすくする
 特に玉の肥大が始まるころからの水不足は、肥大不足や尻部の尖りにつながります。春先、株と株の間に、マルチに穴をあけてやると、雨水が入り肥大しやすくなります。
 ここでおすすめなのは、透水マルチ「たまねぎ名人」です。不織布でできており水を通します。水やりや追肥など栽培管理を行いやすく、雑草も生えにくくとても便利です。

アトン

普通栽培で1球平均が350g、大玉栽培で600g程度にもなる。玉は豊円球でよく揃う。肉質は歯切れがよく、辛みが少なく甘みが強い。普通栽培では12月まで、大玉栽培でも10月までの貯蔵が可能。
アトンの詳細

透水マルチ たまねぎ名人

 水を透す不織布の穴あきマルチです。防草、泥はね防止、蒸散防止、保温効果があり、良質のタマネギ栽培に貢献します。マルチの上に肥料をバラまきし、追肥ができます。お買い得な4本入もご用意しました。 

透水マルチ たまねぎ名人1本
透水マルチ たまねぎ名人1組

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