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もぎたて果樹園 イチジク

もぎたて果樹園-イチジク
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やわらかな果肉でとろけるような甘さが魅力のイチジク。しかしじつは、そのデリケートさゆえに、市場に流通しているのは完熟手前で収穫されたものなのです。ここで何度もご紹介するように、樹上で完熟させた果実の味わいは格別。完熟イチジクも極上の味になります。ぜひご家庭でその味を知ってください。

栽培もカンタン!家庭園芸にぴったりのヘルシー果樹・イチジク

本当はバラエティに富んだ味・香り・食感が楽しめる果樹

  紀元前2700年には、すでにエジプト人はイチジクを栽培していたといわれており、ひょっとすると栽培歴最古の果物かもしれません。古くからあるだけにその系統も多岐に渡り、ヨーロッパでは栽培されていても、日本では結実しないものもあります。しかし、通常信用できる流通品種であれば、まるで野菜感覚で栽培できる、非常に簡単でまさに家庭園芸向きの果樹ともいえるのです。
  「イチジクはどうも苦手」という声も聞きますが、好きな人にとっては、こんなにバラエティ豊かな味わいが楽しめる魅力的な果樹はないと思います。しかし、私が知っているだけでも世界中に200以上の品種があるにもかかわらず、洋種代表種「ドーフィン」と在来代表種「早生日本種(別名・蓬莱柿)」の2品種が、国内農家生産量の8割以上を占めています。この2品種だけで好きか嫌いかを決められるのでは、イチジクがかわいそうといわざるを得ません。あのぐにゃりとした皮をむくのが嫌、白い汁が出るのが嫌、かゆくなるのが嫌、などが嫌いな理由に挙げられるでしょう。しかし、皮ごと食べられる小粒なおいしい品種は、それらの嫌われるポイントを持ってはいないのです。
  イチジクは、品種によって収穫期もそれぞれで、果肉の食感、味や香りに色もさまざまです。すでにイチジク嫌いになっている方も、この記事を機会にぜひほかの品種も試してみて、イチジクを見直していただければと思います。

 

コンテナでもしっかり実がつき楽しめる。

 

バラエティ豊富で色やサイズもさまざまなたくさんの品種がある。

◆栽培適地7カ条

  イチジクは亜熱帯果樹に分類され、原産地は乾燥した半砂漠地帯なので、栽培地域は夏の高温と冬の低温によって制限されます。以下の7点に注意してください。

耐寒性

  品種にもよるが、成木でマイナス10℃が限界といわれ、未熟な若枝ではマイナス1℃でも枯れる。

生育適温

  15℃で始まり、30℃を超えると衰える。果実は32〜37℃で発育成熟するが、38℃以上になると皮がかたくなるなど障害が現れるので、夏場は高温対策が必要。

日照

  あまりなくても育つが、茂りすぎた枝下にある果実は味が落ちる。

水管理

  湿度が低く太陽光線の強い、夏に高温の地域は最高の環境といえるが、土壌の過乾燥には弱いので、水管理に注意する。
  水はけの悪い場所では生育しないが、常に新鮮な水が流れているような河川沿いなどでは生育が非常によい。

生育環境

  葉が非常に大きいので、枝や葉の傷みを防ぐために、できるだけ風の強い場所は避ける。

土壌

  砂壌土から植壌土まで広く栽培できるが、pH6〜7の若干アルカリ性を好むので、酸性を好むブルーベリーやツツジ科のものとの共生は避ける。

管理

  果実の成熟期に雨に当たると水分を吸収して裂果するので、雨よけできる場所で管理する。

ポイント

栽培ポイント

植え付け

  植え付け時期は、地掘り苗では11月の落葉後〜3月下旬ごろ、ポット苗では周年可能です。1本にまっすぐ伸びた苗木の場合は30〜50cm程度で切り詰めてから植え付けます。
   植え付けは8号以上の鉢を用います。植え付け2年後の2〜3月に古い根を切り、植え替えます。

水やり

  4〜10月は1日1回、ただし夏には2回行います。冬は7〜10日に1回。

肥料

  植え付け1年目は5〜10月までに1〜2回、玉肥を1〜2個。または緩効性化成肥料10〜20gを2回施します。
  2年目以降は冬に油かすを50g、4〜10月には毎月、化成肥料を5g程度施します。

幼木期の管理

  初めて栽培する場合は、主枝3本程度の「開心自然形」という樹形が、コンパクトにまとまりどんな品種にも合うのでおすすめです。
  植え付け時に切り戻した部分から発生する数本の新梢のうち、ある程度均等に生育している元気な新梢を3本残し、あとは切除します。残した新梢は先端部が垂れ下がらないように、斜めに支柱を立てて誘引します。順調に生育すれば、6月下旬にはその新梢が30cm以上伸びるので、それらの枝の先端部分を5cm程度摘芯します。9月になり秋の生長が始まると、再度先端を摘芯します。これで植え付け1年目で、3本仕立ての開心形が完成となります。
  2年目以降は、夏果が結実した枝は2〜3芽残して切り戻し、秋果が結実した枝は基部から2分の1〜3分の1程度を残して切除します。3年目以降も同じです。

花芽のつき方と実のなり方

  新しく発生する新梢の基部1〜3節を除き、すべてのわき芽に花房ができます。これが分化を始めるのが5月上旬からで、下旬ごろには果実に見える花托(最終的に果実として収穫する部分)の内側に多数の花が分化します。これが成熟したものを秋果と呼びます。
  また、夏果といわれるのは、前年枝の先端部分に分化したものが途中で発育を停止して越冬し、翌春に再び発育を始めたものが夏に収穫できるように肥大したものをいいます。果実自体は夏果の方が大きな果実がなり、味も濃厚です。サイズは小さくなりますが、数量は秋果が圧倒的に多くなります。

実のつき方

成木の管理と整枝剪定

  数年経過すると、枝の間隔が短すぎて過繁茂になるため、日当たりが悪くなり、葉がこすれあって果実も傷みやすくなります。そこで、幼木期の管理のように、結果枝をあらかじめ間引いておくことが重要になります。特に、先端に近い所から発生する枝は樹勢が強いので、早いうちにかき取る方がよいでしょう。

気になる病害虫とその対策

  高温多湿の年には「炭そ病」が多く発生します。これは果実を腐敗させるので、発見次第もぎ取り、病気の発生した果実を残さないようにします。風通しの悪い環境で発生しやすい、秋に葉裏に赤い斑点が出る「さび病」も、病気の葉を発見次第速やかに焼却することが大事です。
  害虫は、「カミキリムシ」の幼虫が幹に入り込むと樹が衰弱し、放置しておくと枯れる原因にもなります。入り込んだ穴を発見したら、家庭用ノズル付殺虫剤などを穴に挿して、薬液が外に流れ出るくらいに注入します。また、ベタがけの寒冷紗で樹全体を覆うと、虫の害を予防できます。

品種別の特性
大森直樹

大森直樹
1958年生まれ。岡山大学自然科学研究課修士課程修了。岡山県赤磐市にて果樹種苗会社を営むかたわら、家庭園芸としての果樹栽培の研究を行っている。