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うまいショウガを上手に育てよう

うまいショウガを上手に育てよう

※写真はすべて高知県越知町のショウガ生産者の皆さん。

春に植え付けたら、秋に収穫できるショウガ栽培。新ショウガの新鮮な香り、じっくり保存したマイルドな辛み、さらに薬用として体を温める効果があることも人気の理由です。魅力いっぱいのショウガを上手に作る方法を、大人気「土佐大しょうが」の産地でショウガ生産を研究するプロに教えてもらいました。まずは「土佐大しょうが」の紹介から。

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産地は標高400mの高地

「土佐大しょうが」は、空に近い町、高知県越知(おち)町の標高400mの高地で栽培されています。澄んだ山の空気と、きれいな谷水で栽培されたタネショウガは、その名の通り大きな塊です。山の上の冷涼な気候と、朝夕の寒暖の差が、よくしまったショウガを生むのです。
高知県在来種であるこのショウガは、一つひとつの根塊(こんかい)が大きいため、皮をむくにしても扱いやすいことが特長です。香りや辛みもマイルドなので、辛みが苦手な方にもおすすめできます。

深く耕し連作を避ける

「土佐大しょうが」は熱帯アジアが原産で、元来、高温多湿の環境を好み、約18℃で発芽します。生育温度は25〜30℃で12℃以下では枯死または衰弱しますので、植え付けは遅霜の心配がなくなる4月ごろに行うようにします。
土壌はpH6.0〜6.5の、有機質に富んだ肥沃な土壌が適し、連作を嫌うため、3〜4年の輪作が必要です。
栽培適地を選ぶポイントは2つ。温暖で、風水害などを回避しやすい、排水のよい無病地であることと、深く耕すことができる肥沃な土であることです。

ショウガの露地栽培

植え付け時期

晩霜の寒害の心配がなくなる4月ごろに植え付けます。

タネショウガの準備

無病でよく充実したものを確保し、「土佐大しょうが」の場合、150〜200gの大きさに割ります。

土づくり

まだ寒さの残るうちに堆肥および苦土石灰、完熟鶏ふんを施用し、深く耕しておくとよいでしょう。最短でも植え付ける2週間前には準備しておきましょう。元肥は、有機質肥料を主体として全面に施用します。

畝立て

畝幅を200cmの高畝とし、根茎腐敗病予防のために横溝を多くとります。

植え付け

覆土は6cm程度で、畝周囲の土よりも覆土が盛り上がる状態にします。

1回目の追肥

分けつ茎の生育を促すために6月上旬に、有機化成肥料で追肥を行います。芽が出て本葉が展開したころが目安です。

中耕

追肥を施した後、土壌の通気性と根の発達を促すために中耕を行います。

土寄せと敷きわら <写真1>

茎が3本出揃ったころに、株元へ3〜4cm程度の厚さで土寄せを行います。
土寄せをしたら、敷きわらをします。敷きわらは、土壌の乾燥を抑えるだけでなく、塊茎の肥大を促す役割をします。

ネット張り <写真2>

茎葉は台風などの強風に弱く、茎葉が折れたりすると収穫に大きく影響するので、倒伏防止用のネットなどをしておくと安心です。

2回目の追肥

7月下旬ごろから3次4次の茎の生育のために、有機化成肥料で追肥を行います。天候や土壌により、茎の生育に差が生じることがありますので、生育状況に応じて追肥するようにします。ネットがけをした場合は作業がしにくいので、植え溝にまいてから、土寄せをするようにします。

覆土

塊茎の肥大が急速に進むとともに、降雨などにより畝上の土が流れると、塊茎が露出してしまいます。すると、いもち病に感染したり、品質が低下する原因となったりしますので、塊茎が隠れる程度に覆土を施します。追肥の後に行うほか、気づいたら土をかぶせておくようにします。

収穫

10月ごろ、降霜前の天気のよい日に収穫します。一度や二度、霜に当たるくらいはまだ大丈夫ですが、葉の先が黄色くなってきたら、収穫時期です。健全で無病な根茎を掘りとったら、品質保全のため、直ちに茎を切りとって、直射日光と風にさらされないようにします。

<写真1> 敷きわらの作業。この産地では、すき間にサトウキビの葉茎を乾燥させた「ケイントップ」をおく。
※弊社での「ケイントップ」の販売はございません。

<写真2> 越知町の生産農家さんたちが協力して作業中。ネットをはずしているところ。

こんな病害虫に注意!

初夏から9月にかけて葉茎を食害するハスモンヨトウに要注意!特に成虫は抵抗力が強く薬剤が効きにくいので、幼虫のうちに捕殺します。8月中旬ごろからは白星病が発生しやすくなります。これは乾燥や肥料切れが原因です。たっぷりと潅水し、葉色を見ながら追肥を調整しましょう。
また、根茎腐敗病は、主に根茎が侵され、進行すると地上部も侵され、根や茎が軟化腐敗し、表皮だけを残して空洞になります。発病後は直ちに除去し、畑の外で埋めるか焼却処分にします。

ショウガの保存は「寒すぎず、乾きすぎず」

新ショウガでは本来の辛みが出ません。辛みは貯蔵してから出てきます。貯蔵するには、湿度があまり高くなく気温は15℃前後で変動しない環境が必要です。生産農家では山に貯蔵用の穴を掘り、貯蔵しながら販売をしています。現在では予冷庫を使用している生産者もあります。
家庭で保存する簡単な方法としては、発泡スチロール容器の利用がおすすめです。
ショウガは土をとってよく乾かしてから容器に入れ、隙間に乾いた砂を入れて土中に埋め込みます。その上から保温用の稲わらを敷き、さらに土をかぶせ、地上部に雨よけの屋根をつくります。暖かい地方なら掘り上げた新ショウガをダンボール箱に入れ、その中にもみ殻を詰め、温度の変動の少ない部屋で保存します。上から防寒用シートなどを掛けておいてもよいでしょう。

池澤 嘉明

池澤いけざわ 嘉明よしあき
1954年高知県生まれ。高知県吾川郡いの町にて生花店を営む傍ら、園芸家として花壇植栽工事やガーデニングセミナー、園芸教室などを開催。自社圃場で花壇用花苗、露地切花のほか、ショウガ、サトイモ、サツマイモなど土物園芸の生産研究も行っている。

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