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シトラスフルーツの育て方

シトラスフルーツの育て方
シトラスフルーツのおすすめ品種

カンキツ類は、これから暖かくなる3〜4月が植え付けの適期です。糖度が高くて甘い果実を楽しむタイプや、料理の風味づけに向くものなど、たくさん育てて、味比べを楽しんではいかがでしょう。

植え付け方
庭植え植え穴(直径80〜100p、深さ40〜50p)を掘り、底に堆肥7sと熔リン300gを入れて混ぜます。掘り上げた土にも堆肥3sと熔リン200gを混ぜ、その2分の1を植え穴に埋め戻します。植え付けの際、カンキツの根は酸素要求量が多いので、浅植えにして根の周りに空気が入るようにします。苗の植え付け位置を地面と同じ高さにし、土は山形に盛って水はけをよくします。 鉢植え8〜10号鉢を用意。用土には水はけのよいものが適しています。例えば、赤玉土:ピートモス(腐葉土)=7:3がよいでしょう。水はけをよくするために、鉢底に軽石など粒の大きな資材を敷いてから植え付けます。   庭植えの方法
鉢植えの方法

水やり・施肥
鉢植えの場合は、土が白く乾いたら、ウォータースペースいっぱいに、鉢底から水が出てくるまで水やりをしてください。夏の水やりでは、種類ごとに与える量を変えます。ポンカンは乾かさないようにし、温州ミカンは乾きぎみにすると品質がよくなります。果実を大きく育てたい中晩性カンキツは、十分に水やりをしましょう。
肥料は、油かすと骨粉が配合された市販の玉肥(N:P:K=5:5:5程度)を、鉢の号数の2分の1〜3分の1の数(8号鉢なら3〜4個)を与えます。この時、鉢土の表面に半分くらい埋め込むとよいでしょう。
  施肥

剪定
春、夏、秋の年3回、枝が伸びます。春枝は4〜6月に伸び、短めですが枝葉が多く、花も多くつくので、大事に残します。夏枝は7〜8月に旺盛に伸び、樹形づくりに利用できます。秋枝は8月下旬〜9月に伸びますが、気温が下がり始めるため、あまり充実せず、よい実はつきにくくなります。また、太い枝の不定芽が発芽して長大になる徒長枝が出ることがあります。そのため、秋枝は剪定するのが基本です。花芽は1〜2月に前年の春枝(2年枝)、前々年の夏枝(3年枝)によくつき、それらから春に伸びた新梢の先端1〜3節の間に開花します。
樹形を整える剪定は、3月に行います。前年の夏に発生した長大な徒長枝や込み合う枝を間引き、樹冠内に日光が当たるようにします。また、翌年の結果母枝を多く発生させるように、弱い夏枝は春枝との境で切り返し、秋枝は切除しましょう。
  シトラス
 
剪定

摘果
すべて着果したままにしておくと、養分を奪い合って果実が大きくなりません。また、木が衰弱したり、翌年の花が期待できなくなったりします。隔年結果(1年おきに着果の多い少ないを繰り返す現象)を防ぐとともに、果実の肥大を促進し、品質の揃った果実を収穫できるようにするのが摘果です。
その適期は生理落果(ジューンドロップ)終了後、7月〜9月中下旬にかけて。摘果の程度は、温州ミカンでは葉果比(葉数対果実数)が25〜30対1、中晩性カンキツでは葉果比80〜100対1が目安です。
  摘果の目安となる葉果比

病害虫対策
害虫は、カイガラムシ、ハダニ類がよく発生します。どちらも葉裏や枝などに勢いよく水をかけて落とすだけでも、被害が少なくなります。薬剤を使う場合は、冬季と1月に散布するのが効果的です。アゲハの幼虫などは、見つけ次第捕殺します。
病害は、黒点病、かいよう病、そうか病などがあります。黒点病は枯れ枝を切除し、ジマンダイセン800倍液を散布して、対策を講じます。かいよう病はコサイドボルドー2000倍液、そうか病はフロンサイドSC2000倍液を散布して防除します。

収穫・貯蔵
10月上中旬からは極早生の温州ミカン、10月下旬からは早生の温州ミカンが収穫できます。葉つきミカンを楽しむ場合以外は、余分な葉を切り落とさないようにハサミで切るようにします。木から切り離した後、2度切りで果こう枝を短くしましょう。
11〜12月にかけては普通温州、暖地ではネーブル、甘夏柑、八朔などの、中晩性カンキツが収穫できます。追熟しておいしく食べるために、ポリエチレン袋に果実を入れ、密封して2〜10℃で貯蔵しましょう。


小林 幹夫

こばやし みきお
専門は果樹園芸学。ブルーベリー、ラズベリー、カーラントなどベリー類(小果樹類)にも造詣が深い。 現在は、恵泉女学園大学人間環境学科准教授。共著に「家庭で楽しむ果樹栽培」(NHK出版)、「生活と園芸 ガーデニング入門」(玉川大学出版)、監修書に「失敗しない果樹の育て方」(西東社)などがある。